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中央アジアで4000年以上前に発祥したといわれる鷹狩は、人と鷹が協力しあう最も古い伝統猟法の一つです。
起源については諸説ありますが、日本書紀によれば日本でも4世紀に仁徳天皇によって公的な鷹狩専門の部署が設けられて以降、高貴な人々や織田家信長公、江戸時代には徳川将軍家に伝わり、 徳川幕府の下、各大名が庇護し、切磋琢磨を重ね、粋を究めました。
江戸幕府や明治政府は多くの鷹匠を抱えていましたが、明治維新により多くの流派が消滅する中で、宮内庁の鷹師が中心となり、網懸による放鷹術を今に伝える唯一の流派が、諏訪流です。
諏訪流放鷹術は、長野県諏訪大社で鷹により鴨を捕獲し、供物として掲げたことから始まります。
太平洋戦争後は諸般の事情により、政府による放鷹術は行われなくなり、民間の有志に受け継がれることになりました。
昭和から平成まで50年間昭和天皇に仕えた諏訪流鷹匠、花見薫氏(1910-2002)から田籠善次郎17代鷹師に放鷹術の「技と心」が受け継がれ、田籠鷹師は鷹匠育成に尽力しております。

この映画は、諏訪流の流れをくむ諏訪流放鷹術保存会の田籠善次郎17代鷹師を中心に、鷹匠や門下生たちが、明日の鷹匠を目指し、日々研鑚を重ねている姿を中心に、「鷹(動物)と人間」という古来からの深い結びつきを通して、動物と人間の絆を描くとともに美術工芸品にまで昇華した日本の放鷹文化を描くドキュメンタリー作品です。

・・・ぬくめどりとは
ある冬の寒い夜、鷹が小鳥を捕らえてつかみ、 一晩中鷹は足をあたためます。
翌朝、鷹はその小鳥を放します。
しかし、鷹は、その小鳥が飛び去った方向へ その日は決して狩りに行かないといいます。


 
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