１　開催主旨

　 世界保健機関（ WHO ）によると、２００６年の時点で世界には少なくとも１億７１００万人もの糖尿病患者がいるといわれています。現在、患者数は急増しており、２０３０年までにこの数は倍増すると推定されています。日本国内の患者数は、この 50 年間で約３０倍となり約 820 万人まで膨れ上がり、糖尿病予備軍を含めると 1870 万人にも及ぶとも言われています。 　

　いまや、「人類の病」といえる糖尿病。

　 今回のフォーラムでは、糖尿病研究の世界的研究機関であるアメリカ・ハーバード大学ジョスリン糖尿病センターと口腔衛生に力を入れている財団法人サンスター歯科保健振興財団とのジョイントで進められている糖尿病合併症の一つで人類が最も罹ったと言われている歯周病との「負」の連鎖関係の研究を基本線に置き、糖尿病と歯周病の因果関係を専門家を交えて討論し、広く一般に方たちに伝え、国民の健康に寄与するものです。