人の生き方を考えるきっかけ、新しい世界へ一歩踏み出すための映画を作りたい・・・
そういう思いから「祭爆SAIBAKU」を作りました。
決して器用ではない男、高橋祐次郎。
そのまっすぐな生き方が、今、感動を与えます。
東北の厳しい風土から生まれた民謡は、日本人の血の中に流れています。
もう一度、愚直ににっぽん人を生きてみたい。
すべての人へ贈る 感動のドキュメンタリー映画です。

               

津軽三味線、高橋祐次郎の壮絶な生き様を追い続けてきた映像記録は、ある日突然終止符を打つことになりました。
2012年9月、祐次郎が病気でこの世を去ったからです。
この映画は、その民謡の達人の厳しくも豊かな人生を追った人間記録です。
昭和9年生まれの祐次郎は多くの秋田民謡、郷土芸能「ささら舞」や村芝居などに触発され、その芸を目覚めさせました。

やがて昭和30年、出稼ぎで一旗揚げようと大工道具と三味線を持って高度経済成長入り口の東京へ。
結局、彼は大工道具を捨て、民謡酒場の下足番になります。 そこで目を凝らし、プロの芸人たちの芸を盗み続けました。
やがて日本はもちろん世界70ヵ国に花開く祐次郎の津軽三味線の音と楽しい話術が人々を魅了することになりました。
撮影開始の2011年から彼が亡くなる2012年9月までの、この2年間の記録は、祐次郎の元気な日々、その奏でる見事な音曲の世界、稽古場を中心に次の時代へ伝える命と技と芸の燃焼を追ったものです。
そして、弟子たちと交わす愛情こもった言葉や表情を豊かに伝え、また、「祐次郎先生」「祐次郎師匠」「祐ちゃん」とさまざまな言葉で彼に親しんだ多くの人々の証言が、彼の魅力を多面的に語ってくれています。

主人公がいない映画なんてできっこない・・・ そんな外野騒ぎを捨て置いて、映画づくりを始めたのでした。
このスクリーンで、祐次郎が蘇る瞬間に出逢えることを願っております。乞うご期待

2013年/日本/HD/カラー/91分

■ 監督 冨沢 満プロフィール
1964年NHK函館放送局赴任。その後、NHKのドキュメンタリー畑を歩き続ける。
主な作品に教養特集「五稜郭」「ある人生 605号室のカルテ」「人間列島 春昴丸の人々」「特集 天王寺界隈」
「NHK特集 井伏鱒二の世界」「NHK特集 トンボに なりたかった少年」「ぐるっと 海道3万キロ〜涙で書いたラブレター〜」
「NHKスペシャル 空海の風景」「地球に好奇心 アンデスに響く黒人音楽」など多数。
著書に「僕のNHK物語〜あるTVドキュメンタリストの追憶」がある。

制作スタッフ

■ 企画
■ 監督
■ 監督補
■ 撮影
■ 撮影応援
■ 撮影助手
■ 録音
■ 録音助手
■ 音響効果
■ 技術協力
■ 編集スタジオ
■ 広報宣伝
■ ポスターデザイン
■ Web制作
■ プロデューサー
■ 製作

蘇 秋月
冨沢 満
李 盛進
中野英世
萩久保則男
大谷耕太郎
芝 丕東/矢島隆太
金 輝a
田中良繁
株式会社シバテック
株式会社フォー・ディー・エス
杉浦弘子/千原尋子
榎元久宰
細川一樹
平林 猛
株式会社ボス

■ 協力
民祐会の皆さん/高橋公恵/黒田祐庄/内藤政次郎/田中善次郎/白澤吉利/佐野研二/濱田寿法/あさり/尹 紀和
青坂 満/佐藤みや子/由井隆長/津軽合奏団”風”KAZE/堂野口ささらの皆さん/広久内ささらの皆さん
白岩ささらのみなさん/寺沢康世/由井 格/佐々木行夫/長島節五/山村基毅/對馬友子/有限会社フジオロコボ
みんよう春秋社/伝統芸能 株式会社ナカツボ・アーツ/赤坂「グランビア」/リーデンタルオフィス新横浜/赤坂「麦屋」
赤坂「駄洒落」/株式会社ヤマハミュージックメディア/渋谷「ア・カーム」/渋谷「スペース・ターボ」
■ 協賛
秋田県/秋田市/仙北市/一般財団法人日本郷土民謡協会/CINE AKASAKA/株式会社エスピーエヌ/株式会社ノンコム
日中商会株式会社

 
助成
 文化芸術振興費補助金  
         
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